人権に関すること

以前、目黒区男女平等共同参画審議会の委員をしていました。

平等とか人権意識とか

たまたま経歴の中にこういったものがあるので、人権意識が高い方だとは思います。そもそもLGBTQ当事者ですし、アルコール依存症だった方の就労支援施設の理事もしていました。
しかし、そういった人権意識の塊みたいなところにいてさえ、若さや女性のような見た目である事でかなりの差別を受けてきました。

女の敵は女

など言いますね。X-Genderの自分としては、これもまたとばっちりだなぁなどと思ったりもするのですが。
性別や特性で「〜のくせに」などと言われるのは心外なのです。
ただ、特性があるから他人に迷惑をかけてもいいというものでもない。
この社会の中で、いかに自分が生き、他者に貢献し、自分が絶対評価の中で努力成長できるかということが大事なのでは…と僭越ながら私は思います。
故に、女性が女性に「女なんだから」と言うのもおかしいし、人権自体は皆同じです。偉いも偉くないもない。

平等にしなきゃいけないというなら社会は不平等なのだ

空気を空気と定義しなきゃいけないのは、空気のない状態を認識しているから。
平等も同じ。不平等だから平等を定義する。
誰もが平等なら、あえてそんなことを議論する審議会も必要ありません。
男女、だけではない。発達障害、軽度の知的障害、LGBTQ、身体障害、持病、貧富や人種、そして犯罪歴も。
簡単には受け入れられない内容もあるかもしれませんが。それでも。

最近読んだ漫画

最近、こちらを読みました。
漠然と、そうかもしれないと思っていたことが具現化されたように感じます。 境界知能や発達障害から犯罪を犯す子供たち。悪意とかそういうこと以前の問題が多々ある。
これもまた、社会が人権にもっと関心を持ち、強固なセーフティーネットを作っていければ防げるケースもあったのではないかと思ってしまう。
多様な働き方、適材適所、できることを喜んでしているうちに人の心は健全になると私は信じたい。NKSも、そういった場にしたいと思っているし、例え何度も間違えるメンバーがいても、こちらの働きかけに逆恨みされたりしても、諦めたくないと思っています。

難しいことを言っているのはわかってるんだけど

それでも、私にとっては大切なミッション。
「当事者」である自分が、生きる場所を見つけ出し、環境を与えてもらい、無事に今に至っているからこそ、悩める人々と一緒に幸せになりたいのです。