変な会社の仕組みを作るのは難しい(後編)
前編はこちらから
不穏なところで前編を終えましたが。まだ続きます。
組織をダメにする人間の錯思
本人に悪意はなくとも、人間心理の様々なバイアスは起こります。いや、どちらかというと、就労困難な方のほうが認知がズレてしまう頻度が高い。ゆえに、我が社は人の問題に常に悩むことになります。
最初はメンバー個人の問題だと思っていましたが、私の想像を超えて多発したので仕組み側の問題だなということで状況を整理することにしました。
錯思コレクション
私の好きなサイトの一つ、錯思コレクション。
あれこれ文句を言いながら同じことを続けるとか、いつか誰かが自分に都合のいい状態にしてくれるのではと他人任せに期待したり。
認知の歪み
認知の歪みは現代社会に生きる人間ならば多かれ少なかれ起こすもので、このバグが原因でたくさんの人間関係のエラーが起こっているわけです。
偉そうにこんなことを書いている私も、錯思ばかりです。人間だもの。
でも、冷静に状況を俯瞰し、人間はこういう間違いを犯すという前提のもとでよくよく状況を見れば、事実と思い込みの差が見つけられる。そうなると、結果の精度も上がってくるわけです。
多くの人と接していると周りの声から自分の認知の歪みを自覚する機会も増えますが、就労困難な方やコミュニケーションが苦手で他の人と喋らない人は歪みが極大化する方が多い印象です。
NKSはどうしていくか
まぁ、明確な答えはないです。
ただ、行動分析学マネジメントの理論に基づけば、組織にとって良いこと(好子)をした人は褒め、組織の理念と違うこと(嫌子)をした人には反応しないという対応がベターかなとは思います。
私たちはみんな不完全でみんな間違えて、でも明るく前向きに努力する組織であり続けようとしています。業界の慣習など知らず、ただ法令遵守でオーナー様も入居者様も働く私たちも嬉しいと感じられる方向だけを目指す。それでいいかなと思っています。(素敵な同業の方々に正しいことを教わりながら歩むのは当然の事として)
ザッポスは1500人でホラクラシー経営しているので、目指すのはそういうところかなと。まだまだ試行錯誤の日々は続きます。