資格の学校の先生ってすごい

宅建を受けます…。

不動産屋さんの必修、宅建

宅建。宅地建物取引士。
これがないと契約時に重要事項説明ができない。お客様の質問にちゃんと答えられない。複雑に絡み合う法律の基礎知識が備わっていることを表す資格です。
現在の合格率は15%。
試験を受けても85%が落ちる、難関資格試験と言っても過言ではないでしょう。

受けます、もちろん

この業界に来たからには、そして会社の行末を考えるにも最低限この知識が必要なので、受けます、宅建。人生の予定になかったけど。
仕事がぎゅうぎゅうになっている中で受験するので、自分の学習時間をしっかり確保するために資格の学校にも通うことにしました。

資格の学校の先生たち

さて、というわけで資格の学校で先生たちを見ていて気づいたことがあります。
学校の先生とは全然違う特徴。
そして、このスキルは私も欲しいので意識して身につけようと思いました。
まず一つ目は、メンタルタフネス。精神的に強い。
なんでかというと、だいたい大人の資格の学校なんてみんな、仕事で疲れて寝るし、つるんで来ているなんて人もいないのでみんなソロだから先生の冗談にも笑わないし、とにかく教室が常にスン…としている。その中で話し続ける。反応なくても何時間でも喋る。これが強い。教室ガラガラでも喋る。
そして二つ目は、小芝居が上手い。芸人さんのコントライブみたい。
これは、独学でテキスト読んでもできるような勉強をお金を払って教室に受けに来ている人たちのために、印象に残る学習ができるようにだと思いますが、ほんっと面白い。だいたい、売主のAさんと悪人のBさんになって不動産売買契約のシミュレーションとかしてくれる。すごい印象に残る…!

最近驚いたのは擬人化されたアレ

そう、驚いたんですよ。マジですごかった。
最高にわかりやすい授業だと思った。
擬人化された…「民法」。
そう、民法。
 
先生「新宿の駅前で土地の売買の契約をするということで売主Aさんと買主Bさんが待ち合わせしました。Bさんは現金3000万円をちゃんと持ってきたのにAさんは手ぶらで権利書も持っていない。Bさんは当然『なんで手ぶらなんですか!これじゃお金払えませんよ』と。でもAさんは『私は手ぶらだけどあなたは約束の日だからお金を払いなさい』って言ってくるわけです。そこで二人が揉めていると新宿駅前を通りかかった「民法」が『ちょっとAさん、それはないですよ』って言うわけ。それで『可哀想なBさん、私が守ってあげますよ』ってね?「民法」が言うわけ」(同時履行の抗弁)
 
民法が…駅前を通りがかって…?
民法が…Bさんを…??
 
めちゃくちゃわかりやすいな。

教えるってすごいスキル

テキスト読めば、検索すれば、なんだかわかった気になれる今の時代。
教えるスキルって改めて重要だなと思いました。
勉強頑張りながら、私も時代が求めるスキルをどんどん手に入れていこうと思います。