嫉妬心の扱い方
人は誰しも大なり小なり嫉妬心を持つものです。それが自然の理ならば、いかに付き合うかを考えるのが大切だと思います。
嫉妬心、ありますか?
目を背けてはいるものの、きっと、あるはずです。嫉妬心。
私の大切な人と私より仲良くするなんて!という、代表的な嫉妬に限らず。あの人はこんなことができてズルい。あんなものを持っていてズルい。同じことをしたのにあの人だけが褒められてズルい。
そういう感情が沸き起こってくるのは自然なことだと言います。
自然なこととは言うものの、きっと植物や虫はそんなこと考えないんじゃないかなぁとも思います。人間と暮らしているペットの動物だと、餌を取った取られたなんて喧嘩をしている映像を見ることがありますが、あれは嫉妬なのか生存本能なのか、私は不勉強なのでわかりません。
嫉妬心が湧き上がるのは仕方ないとして
閑話休題。
兎にも角にも、嫉妬はする。
そんな時に、嫉妬が湧いた対象に対して意地悪をしたり、睨んだり、何かの邪魔をしたり、陰口を言ったり…という反応をする人のなんと多いことか。
私も若い頃は、そんなことばかりしていたように思います。
今になって思うと、別に相手はこちらに悪意があって何かしてきたわけじゃなく、こっちが勝手に嫉妬しているだけなんですよね。相手は何も悪くないし、相手に意地悪したところで自分の方が相手を上回るなんてことはほぼないのです。ううむ、無意味。
あの頃は単純に自分の感情のコントロールができていないだけだったなぁと反省しきりです。
嫉妬心が湧く時って…
誰が言ったか知りませんが、ものの本で読んだところによると、嫉妬というのは自分よりも少し上の相手に対して、自分と同程度なのにけしからんなどと思うと湧き上がってくるものなのだそう。本当のところどうだか知りませんが、私個人でいうと、確かになという感じ。
結局、そもそも自己評価が間違っていて、
自己の過大評価+相手が適正に評価されているので自分より評価が高い=ズルい
と、認識するのが嫉妬の源泉となることが多いようです。だいたい、他者からの評価なんてもんは殆ど適正です。世間に褒められる人はできているし、褒められないならできていない。誰か一人や少人数の反応を対象にしてあれこれ考えているなら、それはあまりに他人軸だというものです。
私の対処法
というわけで、最近の私は嫉妬心を持ったときは「そうか、私はあの人のようになりたいのだな」と素直に認めるようにしています。
英語が喋れてかっこいいな、字が綺麗でうらやましいな、不動産知識が豊富で頼りになるな、動画がスムーズに作れて便利そうだな、多くの人に愛されていて羨ましいな。
そう思ったときは、そうなりたいんだからそうなろう、と行動することにしています。
英語は3ヶ月でマスターして喋れるようになり、今は英語で物件案内や賃貸借契約のお手伝いができるようになりました。ネイティブとも恥ずかしがらずに話せます。
字は、書家の先生に書道を習って御礼状を筆と墨で書けるようになりました。
不動産知識についてはコツコツと資格の勉強をして受験を続けています。
動画は48時間寝ないでぶっ通しで動画を作ってみたらスイスイとソフトを扱えるようになりました。
多くの人に愛されて…というのは、嫉妬で他人に意地悪するのをやめたら自然に叶っていました。
結論
嫉妬心をどう使うかは自分自身が決めること。
何も悪くない相手に意地悪するためにエネルギーを使うのと、なりたい自分をどんどん見つけて達成していくのと、どちらが幸せかといえば少なくとも私は後者だと思っています。
なんやかんや幸せな毎日です。今日も幸せだったし、きっと明日も幸せ。